原点回帰。
数年前…自分が学童野球に携わってすぐのこと。
エースが存在した。。
学童野球最後の大会のこと。
快調に黙々と投球していた。
その試合で打たれたヒットは1本だけ…
その1本こそが決勝点となるサヨナラヒットだったのである。
試合後、泣き崩れるエース。。
自分はかける言葉もなく、ただ隣にずっといた。
恐らく、エースは負けた責任を感じているのだろう…。
って思っていた。
しかし、その子の答えは違った。
今まで怒られてばっかり褒められる事がなかった。
自分が携わり、褒めてもらった事で野球が楽しくなり、
もっと頑張ろうって言う気持ちになりました。
だから、試合に勝って少しでも長く教えてもらいたかった。
その寂しさ、悔しさです。って…。
6年生とは思えない発言でした。
その子がいたからこそ、今の自分がいる。
感謝。
その子から得た教訓。
①叱るだけでは子供は伸びない。 ②悪いところを指摘して直すより、良いところを褒めて伸ばす。 ③完璧な子供は居るわけがない。短所を改善するより、長所を伸ばす。 ④そういう姿勢で子供と接すれば、それが自信となり不得意だったものも上手くなる。 ⑤多少運動能力が他の人と比べ劣っていても、何か一つ自信をつけさせることで子供は変わる。 ⑥一緒に悩み、一緒に泣き、一緒に喜ぶ。 ⑦叱る場面では叱れ。しかし、その後のフォローを忘れるな。
これが自分の原点だ。。